原瀧 ・ 今昔亭





お客様をお迎えする心 (原瀧・今昔亭)
@ 自家源泉の極上湯の贅沢をお客様へ
A 会津の里に育まれた美味しい素材を旬なかたちでお客様へ
B 心にふれる上質な時間をお客様へ
C またお越しいただけるおもてなしをお客様へ

当事務所のスタッフ(Oさん)が、憧れだった原瀧・今昔亭に行ってきました。
お土産代わりにと、どっさりと撮ってきてくれた、写真の一枚、一枚が、楽しかった旅の様子を語っています。

10年経っても色あせない、素敵な旅のお手伝いをするために、原瀧・今昔亭は今日も、貴方をお待ちしています。
温泉好きな貴方、友と語りたい貴方、親孝行したい貴方、頑張っている自分にご褒美をあげたい貴方・・・
さあ、ご一緒に出掛けましょう。スタッフ(Oさん)を案内役に、まずは、会津若松駅から出発です。
会津若松駅
会津駅前

会津若松駅に着くと、あかべこと白虎隊がお出迎えをしてくれます。駅からは、「まちなか周遊バス ハイカラさん」と「あかべえ」という観光バスが出ていて、市内の観光名所を一周してくれます。観光名所ごとにバス停があり、1日乗車券を買うと何回でも乗車できるので、すごく便利です。因みに。「まちなか周遊バス ハイカラさん」と「あかべえ」は逆まわりです。(O)

まちなか周遊バス ハイカラさん号 白虎隊

       

市内は見所が多く、1日で全部回るのは難しいので、観光用のバスを使うのが、お勧めです。鶴ケ城・御薬園・飯盛山などは必見。酒蔵見学や、古い建物が残る七日町通りもぶらぶらするには良いところです。
1乗車200円。、1日フリー乗車券は500円。バス案内所、主な観光施設などで販売しています。若松駅朝8:00から運行しています。

東山温泉
東山温泉

お願いをすると、車で送迎をしてくれますが、とても素敵な雰囲気だったので、温泉から原瀧まで歩いてみました。趣のある旅館がたくさん連なり、それぞれから温泉の煙が見えて、なんだか懐かしい気持ちになりました。(O)

       

天平年間に僧行基が発見したと伝えられる東山温泉は、会津若松の奥座敷と呼ばれて、古から賑わっています。ホテル、和風旅館、民宿風、など、湯川沿いに、それぞれ特色ある宿が並んでいますが、火灯し頃ともなると、芸者衆の姿がちらほらするのも、湯の町らしい風情ある風景です。

原瀧

今昔亭


フロント
「原瀧・フロントで」   


東山温泉を湯川に沿って上りきると、そこが「原瀧」。野外レストラン「川どこ」を挟んで、一軒おいて隣が「今昔亭」です。
「よくいらっしゃいました」と、ニコニコ顔の会津弁を聞くと、途端に、旅の疲れが吹き飛びます。
ロビー正面の全面ガラスには、対岸の山の木々が映り込んでいっぱいの緑。季節が移ると、これが、赤や黄色、そして、冬には雪で真っ白に代わるそうです。さわさわと流れる川音を聞きながら、お茶をいただくと、しみじみ、「来て良かった」と、思えてきます。

「原瀧」は若い人の姿も多く、華やいでいますが、「今昔亭」はやや大人向きでしょうか。
例えば、「今昔亭」のロビーには、会津漆器の名店「鈴善漆器店」が出店しており、鑑賞はもちろん、お土産に質の良い漆器を購入することもできます。また、今年(平成23年)の1月13日と14日には、NHKの生中継がはいる、第35回棋聖戦第1局が行われ、張り詰めた空気が館内に満ちたそうです。こういうところが、大人向きかもしれませんが、お客様を迎える姿勢は同じ。細やかな心配りが、どちらの館にも溢れていています。
原瀧

今昔亭


温泉
「温泉」

自家源泉を擁し、そこから湧き出る自家源泉かけ流しの豊富な湯量が自慢。
泉温56.5度、無色透明の硫酸塩泉で皮膚病、婦人病、リウマチ・神経痛などに効能があります。

(原瀧)
4つの貸切り展望風呂があり、親しい人とゆったり楽しめます。
    「雪見の湯」、「滝見の湯」、「星見の湯」、「月見の湯」  
さらに、自家源泉かけ流し露天風呂(男女別)
    原瀧の名の由来である、豊かに流れる滝を眺めながらの入浴です。
大浴場 「千人風呂」


★ 原瀧は、女性の客に浴衣の無料貸し出し、着付けサービスをしています。
色とりどりの浴衣を前に、母娘や、女友達が思案している姿は、ほほえましいものです。見ていると、皆様、散々迷った末に、最後は、その方にぴったりなものを、ちゃんと選んでいるんですよね。不思議です!女将さんが、若いお嬢さんに帯を結んでいる風景も、日本旅館ならではの、良い雰囲気です。


(今昔亭)
大浴場は姉妹館「原瀧」源泉から温泉を引いています。「今昔亭」をご利用の方は、貸切り展望風呂もご利用できるそうです。



原瀧

今昔亭


食事
「食事」

地元を中心に、福島産の旬の食材を楽しんでいただけるよう、工夫しているそうです。魚は福島県沖ですぐに手に入り、また、会津は郷土料理の種類も多いので、豊富なメニューを創ることができるそうです。化学調味料等は一切使用せず、「出汁」に使う鰹節なども静岡の専門店に依頼して特別に調合してもらっているそうです。美味しい水で磨き上げた会津の日本酒を片手に、自慢の日本料理を、是非、味わってみてください。

原瀧は、大きな「かまど」を6つも備えた、ダイニングスタイルで食事をしていただいています。お手前料理に加えて、お好きなものをお好きなだけ選んでいただける、新しいスタイルだそうです。趣のある個室がいくつかと、開放的なレストランスペース。朝の卵焼きや、大ぶりに切った大根の味噌汁などは絶品、また、正月のおせちも格別です。

「川どこ料理」

京都の貴船が有名ですが、ここ、会津にもあるのです。こちらは「川どこ」と、書きます。湯川の流れを背に、夜風に吹かれて食事をいただくと、温泉に浸かって火照った頬も心地よく、日頃のストレスなど、解消!!
その年の気候条件によって違いますが、大体4月中頃から10月中旬頃までオープン。オープンの時期や、料金については、お問い合わせするのが良いと思います。川どこ料理は、館内でいただくお食事より、いくらか値が張ります。
因みに、本年(平成23年)は以下の通りだそうです。
   夜の営業  4月28日(木)〜9月30日(金)
   昼の営業  4月20日(水)〜11月3日(木)   
                 要予約です(但し、当日可のことも)   
                        








ところで、案内役の(O)さん、奮発して、この川どこ料理をいただいてきたそうです。
美味しそうな写真が満載ですから、まあ、ちょっと、覗いてみませんか?

川どこ入り口 雰囲気のある店内
気分も華やぎます 地元野菜を使用
鮎の塩焼きも美味しい 地元産の茄子を器にしています

原瀧の感想
★原瀧

何より印象的だったのは、川の音でした。お部屋にいる時も温泉に入っている時も水の流れる音が聞こえていて、ゆったりした気分になり、癒されました。温泉は露天風呂が川に面しているので、とても落ち着きます。それに、夜遅くまで温泉に入れますので、「何回でも入りに行きたいね」と会話が弾みました。温泉に入った後は、おしゃれ浴衣の貸出・着付サービスがありました。女友達同士で行ったので、楽しかったです。晩ご飯は「川どこ」のあるレストランで頂きました。もう暗くなっていたのですが、ライトアップされていて幻想的な雰囲気でした。季節に合ったとても美味しいお料理で、地元のお料理がたくさん出てきたのも、嬉しかったです。「川どこ」のレストランには、足湯のスペースもあって、お食事を終えた沢山のお客様が浸かっていらっしゃいました。(O)

市内観光

「あいづっぽ」という言葉をご存じですか?会津人の気質を言い表した言葉です。
会津23万石は、寛永年間、3代将軍、家光の弟、保科正之が封ぜられ、以後、幕末まで子孫の松平家が治めてきました。戊辰戦争では東軍に与して敗北、白虎隊の悲劇は有名です。“城下町としての誇りと、賊軍の汚名”市内の史跡を見学し、知識を得るにつけ、「会津人の気質は、この歴史を抜きにしては語れないな」と、感じます。

それでは、会津のことをもっと知るために、「ハイカラさん」に乗って、市内観光に出掛けてみましょう。案内役は、再びOさんです


       
 
★市内観光

御薬園
会津藩主自らが作った薬草園があったそうですが、お庭自体がとても素敵でした。園内でお抹茶とお菓子を頂きました。安らぐ空間です。
飯盛山
白虎隊の少年達が、炎上する城下を見て、落城したと思い込み、自害したことで有名な山です。隊士達は、鶴ケ城に向かい、座して命を絶ったそうです。休日だったこともあり、観光客で賑わっていました。外国人の観光客もたくさん訪れていて、少しびっくりしました。
鶴ケ城
現在は改修工事中で、写真のような姿を見ることができません。お堀が深く大きくて、雄大な印象を受けました。お城の中は、会津の歴史や文化の資料館のようになっていました。
武家屋敷
建物の中には、やはり会津の歴史や文化がたくさん詰まっていました。見学しているだけで、会津の方々がとても地元を愛していることが伝わってきました。
末廣酒造
会津若松には、レトロなカフェがたくさんあるようです。ガイドを見て、そんなレトロなカフェに行ってみたくて、末廣酒造を尋ねました。可愛らしいカフェで、注文できるケーキもお酒を使った物が多く、とても美味しかったです。
                                    以上 (O)
旅を終えて
★まとめ

会津は、歴史・伝統、美味しい食べ物、観光名所、温泉など、旅行には欠かせないものがすべてそろっている場所だと思いました。町は見たいところが凝縮されていて、短時間しかいられなくても、充実した時間が過ごせるし、逆に「時間があればあれも見たかったな」と思えるところもたくさんあって、「何度でも訪れたい」町でした。 (O)


原瀧・今昔亭 http://www.yumeguri.co.jp/index.html

写真提供   Nazuna ・O
取材      Nazuna ・O  
         HP委員



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