2017年9月25日,2018年の東京マラソンの抽選結果の発表日でした。
毎年申し込みをしては落選していたため,あまり期待はしていませんでしたが,抽選当日,抽選結果のメールが中々届きませんでした。落選の場合,10時過ぎにメールがすぐ来るということもあったため,「これはもしや・・・」と思いながら(ちゃんと仕事をしつつ)結果を待っていましたが,我慢しきれず,東京マラソンのHPから抽選結果を調べてみました。すると,
「当選」 という文字が目に入ってきました。
数年ぶりの当選に驚きつつ,すぐに参加料を支払って東京マラソン2018に参加する権利を得ました。
当選したからには,2012年に走った時の反省を活かしつつ,4時間を目標時間と設定し,土日を利用して本格的に練習をし始めました。少し余力を残して20キロ走110分で走るなど,12月中旬ころまで順調に練習をこなしましたが,その後,体調を崩してしまって,本番2か月前の期間は,ほとんど練習ができませんでした。そのため,当初の4時間という目標を一切無視して,とりあえず歩いて完走するという目標に切り替えて,本番当日を迎えました。
本番当日は,スタート時の気温が5℃程度,日中も8℃程度しか気温が上がらないという予想だったので,エリートランナーにとっては良いコンディションでしょうが,私は,単に,寒いなあ,風邪を引かないといいなあという意識の低さしか持ち合わせていませんでした。
ただ,新宿駅に着いて,多くのランナーやボランティアスタッフなど,ちょっとしたお祭り気分を目の当たりにして,関係のない方にとっては迷惑な部分もあったと思いますが,私のテンションは少しあがりました。
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午前9時10分,東京都庁から,マラソン部門がスタートしました。続々とランナーがスタートをしていく中,私は,後方からのスタートだったので,ひたすら前が動き出すのを待ちました。ようやく動き始めてスタート地点に辿り着いたのは,スタート時刻から約20分が経過した頃でした。
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さて,今回のコースは,東京都庁から靖国通りなどを通って日本橋まで行き,その後,浅草,両国,銀座,有楽町,芝などを通って,東京駅がゴールとなります。2020年の東京オリンピックも同じコースのようです(※平成30年5月31日の正式発表によると,今回の東京マラソンのコースと2020年の東京オリンピックのマラソンのコースは若干異なるようです)。2020年を見据えた走りをする・・・と言いたいところでしたが,私は,とりあえず完走が目標です。
スタート直後はランナーも多く,中々前に進むことができず,また,途中トイレのために10分近く待つなど,あまりいいスタートを切ることはできませんでしたが,かなりゆっくり走ったおかげなのか,余裕をもって15キロ地点の雷門近くまでたどり着きました。その頃になると,すでに朝ごはんを食べて4時間以上が経過しており,少しエネルギーが切れかかっているような感じがしたため,事務所の先輩に差し入れしていただいたスポーツようかん(ありがとうございました)などでエネルギーを補給しつつ,体調に気を付けながら,門前仲町の中間地点,両国を経由して,再び,日本橋に戻ってきました。
その時点ですでに25キロ以上走ってきましたが,まだ余力があり,これは完走も楽なのではないかと安易に考えていました。しかし,27キロから28キロあたりから体が重くなり始め,30キロ地点(銀座,有楽町あたり)に着いたころには,かなり体力が落ちてしまうなど,その甘い考えは,マラソンは30キロからという格言?を前に,脆くも崩れ去りました。
ここから,日比谷通りを通って品川付近まで南下して,そこから折り返して,再び日比谷まで戻って東京駅でフィニッシュというコースですが,その残り約10キロは文字通り地獄でした。エネルギー補給を適宜行っていましたが,もはや補給食をとってもエネルギーが回復することはなく,足も動かなくなり,走るといっても,ほとんど早歩き程度のスピードで走っているような状況でした。もっとも,ここで一旦歩いてしまうと,筋肉が固まってしまって走ることが難しくなりそうだったので,早歩き程度のスピードで走り続けました。
そんなこんなで,最後はかなりへばってしまいましたが,地獄のラスト約10キロを乗り切り,なんとか完走を果たすことができました。 |
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マラソンは2回目でしたが,今回も無事完走を果たすことができました。ただ,これは言い訳になりますが,目標を完走に切り替えたため,タイムがのびませんでした。そのため,可能であれば,来年も東京マラソンを走って,今度こそ,もうちょっと早く走りたいと思います。
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