SWEETS TIME  




     まるごとアップルパイ                       Akiko.H       

昔、お母さんが作ってくれた、熱々のアップルパイ。
フォークでさくっと切って、ふわっと口に入れると、りんごの甘酸っぱい香りが立ち上り、口をもごもごさせながら、幸せいっぱい!心も体も、それはそれは温まったものでした。

今回、私がご紹介するのは、そんな素朴さを残しつつ、りんご丸ごと1個で特別感を出したアップルパイです。
簡単な上に、中に詰めるものを自己流にアレンジすることで、バリエーションが広がり作り手も楽しめます。
何よりも、その人のために作ったという特別感が相手を喜ばせ、場が笑顔で溢れること間違いなしです。
是非、試してみてください。


〔 材料 〕
(4人分)


・りんご
 (酸味がある紅玉がオススメ) 
・冷凍パイシート
・カスタードクリーム
・お好みではちみつ、ナッツ、シナモン等

        




4個

4枚

〔 作り方 〕

@ パイシートを冷凍庫から出して、室温に15分ほどおいて、柔らかくしておく。
その後、1枚を半分に切って正方形にする。
包みやすくするため、麺棒等で全体を少し伸ばしておくと良い。
あらかじめ、オーブンを200℃に温めておく。
A りんごの芯をくりぬき、熱の通りを良くするために、フォークでりんごに穴をあける。
更に、そのりんごをやわらかくするため、耐熱容器に入れ、レンジの500Wで5分くらい加熱する。
 (りんごのシャキシャキ感がお好きな方は、加熱時間を短くして下さい。)
B 半分に切ったパイシートの1枚の上にりんごを置き、芯をくりぬいた部分にカスタード、 はちみつを詰める。
もう半分のパイシートをりんごが覆い被さるように上から包み、りんごの下にある パイシートの四隅を持ち上げて、りんごを包む。
 (りんごを包めていたら良しということで、包み方はあまり気にしません。)
C パイシートの表面に卵黄(分量外)を塗って、オーブンに入れ、200℃で15分、160℃に下げ15分焼く。
途中で焦げが気になるようであれば、アルミホイルを被せて下さい。
D お好みで、粉砂糖やバニラアイスで飾り付けてできあがり

りんごの中に詰めるものは、カスタードクリームの他、クリームチーズ、メープルシロップ、はちみつ、お好みのジャムなど。お好きなものを入れて下さい♪
 カスタードクリーム以外の私のお勧めは、(クリームチーズ+メープルシロップ)です。

【 参照 】 カスタードクリームの作り方
@ 卵黄2個半と砂糖50グラムを鍋に入れ、よく混ぜる。(火にかけていない状態)
A 鍋に薄力粉大さじ2を加え、ダマにならないよう泡立て器等でよく混ぜる。
B 牛乳200ccを少しずつ加え、鍋を火にかける。(弱火)
C 焦がさないように泡立て器でよく混ぜる。
D だんだんとろみがついてくるので、お好みの固さになったらできあがり。

もし固くなりすぎてしまったら、牛乳を少しずつ加えて下さい。




フルーツティーと一緒に出しましょう!              
Setsuko.A

ここで、手作りのお菓子に合う、安上がりのフルーツティーをご紹介します。
お安い割には、高級感のある紅茶に仕上がるところが、お勧めのポイントです。
一手間掛けて、マグカップではなく、お気に入りのティー・カップに注いで出してみましょう。
贅沢感が増して、きっと驚かれること、請け合いです。
〔 作り方 〕

@ りんご、キウイ、いちご、みかん、オレンジ・・・・etc
キッチンにある果物なら何でもOKです。薄切りにして、これもキッチンにあるワインの残りを振りかけておきます。
ワインを振りかけたフルーツは1日か2日目が、使い頃です(1週間以上経つと、酸っぱくなります)。
A 水と、やかんを用意します。
水道水で充分ですが、酸素を多く含むように、勢いよく、やかんに注ぎます。
開封直後のミネラルウォーターを使う場合は、少し量を減らし、よく振って、酸素を含ませます。一人分でも湧かす水は多めに1000cc以上用意します。
B 強火で短時間に湧かします。酸素が無くならないように、沸騰直前の95度〜98度で火を止めます。
C 茶葉を用意しますが、これも、特別なものは要りません。キッチンにあるもので充分です。
但し、茶葉によって特徴も様々ですから、葉の適量はご自分で探してみてください。
普通、人数分+ティー・スプーン1杯と言われますが、軟水の日本の水では、これでは、渋くなりがち。
人数分+ティー・スプーン少々くらいから試していき、「美味しい」と、思うところを見つけるのが、宜しいかと思います。
D 温めたポットに、茶葉を入れたら、フルーツを適宜(3、4片)入れ、茶葉めがけて、やかんからお湯を勢いよく注ぎます。茶葉がほぼ全部上がるくらいが良いので、ちょろちょろと、魔法瓶から注ぐことはお勧めしません。茶葉が浮かび上がったら、お好みで、シナモンを振りかけます。
ところで、ジャンピングと呼ばれる、この茶葉の浮き沈みは、紅茶を淹れる上でとても大事なこと!
一旦浮かんだ茶葉が、雪が降るように沈む間に、ゆっくりと茶葉が開き、良い香りを醸し出していくのだそうです。ここだけは、儀式のように、ゆっくり、たっぷり、しかも、勢いよくやってください。

因みに、1人分の紅茶は、ティー・カップ2杯半(350cc)が目安。2人分ですと、ティー・ポットに700ccのお湯を注ぐことになりますから(湧かす湯量とは別です)、ティー・ポットも家族の人数などを考慮して余裕のあるものを選んでいただきたいと思います。
E 蒸らしは2、3分でしょうか。この間に、ティー・カップを温め、出す準備をします。
茶葉を茶こしで漉しながらゆっくりとティー・カップに注ぐと、心地よい香りが立ちます。

少しだけ甘みを足し、口に運ぶとそこはパリの街角。あなたは、もう、右手の小指を立てて優雅にお茶を啜る、パリ・ジェンヌに変身です。




     ヨーグルトケーキ                       Akiko.H       

ふわっととろけるような食感で、さっぱりとした甘さが魅力のケーキです。
おいしいうえに簡単!!
幼い頃から大好きで、母によくおねだりして作ってもらっていたケーキです。
ポイントは、真っ白な色を際立たせる飾り付けをすること。
お気に入りのジャムを添えるのもよし、ミントなどのグリーンを添えて爽やかさを強調するのもいいと思います。

〔 材料 〕
(18センチホールケーキ型)

・プレーンヨーグルト
・生クリーム
・牛乳
・ゼラチン
・砂糖
・レモン汁
・お好みのジャム
(今回使用したジャムはりんごジャム)

200g
200cc
200cc
大さじ2
80g
少々


〔 作り方 〕

@ ゼラチンを50ccの水で溶いておく。
A 牛乳を60℃くらいまで電子レンジであたため、砂糖とゼラチンを入れて混ぜ溶かす。
B 生クリームを七分立てくらいに泡立てる。
C Aのなかに、ヨーグルトをいれ、なめらかになるまでよく混ぜる。
D Cのなかに、ホイップした生クリームを入れて混ぜ、レモン汁を加えて型に入れる。
E 冷蔵庫で冷やし固まったら完成

今回、型は18センチのホールケーキ型に流しこみました。
  取り出す際には、まわりを竹串で一周させるとキレイに取り出せます。
  ホールケーキ型でなくても、グラスや、ココットなどお好みの器に入れていただいても、かわいくできあがります。



   赤いりんごジャム                 Setsuko.A      
手作りジャムは家庭で作る漬け物のようなもの。それぞれの家の味があって良いと思います。

私がよく作るりんごジャムは、陶製の鍋で、ゆっくりと半日以上かけて煮くずしていくもの。色は少々悪くなりますが、繊維のひとつ、ひとつが舌に優しく、柔らかい味に仕上がります。
また、りんごを薄く切って甘く煮て、食感を残したジャムは、ケーキの材料にも使えて便利です。
ここでは、写真のような、色が鮮やかに仕上がるりんごジャムをご紹介しましょう。
ピューレーに近い感じですが、その鮮やかな色は子供にも好評。
可愛い瓶に詰めて、お土産にすると、訪問先の方にも驚かれます。

〔 材料 〕   (小瓶3個分)

・紅玉     4個
・砂糖      りんごの半量〜1/3強
         
甘さはお好みです

〔 作り方 〕

@ 色を出すために紅玉を使用。
りんご4個をよく洗い、皮を剥かずに六つ切りにし、芯を取ります。 
A 水50mLが入った鍋にりんごを入れ、強火で13〜14分煮立てます。
B 果肉が柔らかくなったことを確かめたら、ざるで漉し、煮汁と、果肉に分けます。
果肉は皮からはずしますが、この時に、スプーンを使って皮側についた、果肉も漉し取ります。
はずした果肉と、漉し取った果肉は、ミキサーにかけます。
C 煮汁の方は、水を足し、一旦、100mLにしてから鍋に入れ、砂糖を加えて混ぜ、それを、火にかけて、最初は強火、沸騰したら弱火にして、糸を引くくらいまで煮詰めます。
火にかけたら、かき混ぜないようにして煮詰めることがポイント。 かき混ぜると、煮汁が白くざらざらになってしまいます。
D 果肉、煮汁の下準備が上記のようにできたら、CにBを入れ、木べらで混ぜながら、
ペクチンでとろみが出てくるまで煮詰めて、完成です


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