![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 大井川鉄道・SL列車の旅は、東海道本線「金谷駅」のすぐ隣りにある、大井川鉄道「金谷駅」から始まります。この日のSL列車はC10の8。煙を吐いて黒い巨体が駅に入ってきたときには、思わず歓声と懐かしさが・・・・。「きかんしゃやえもん」の世界が始まっていました。 駅には、子供連れの若い家族、鉄ちゃん(鉄道マニア)と覚しき男性(ひとり旅が多い)、何かのサークルでグループ旅行をしている還暦過ぎの男女、と三通りの集団が待ち構えていて、それぞれの集団がそれぞれの思惑を持って(得意になってやたら子供に話しかける、傑作をものにしようと真剣な顔で写真機を抱える、SLに乗ってはいるがおしゃべりに夢中で殆ど興味がない)、がやがやと列車に乗り込みました。因みに大井川鉄道のうち、SL列車 ![]() ![]() 木製の肘掛けに固いクッション、長距離にはきつそうな座席に座って、さて出発です。列車は暫くは民家の間をすりぬけるように進みます。「こういう場所にSL列車が走ることを了解するなんて、静岡の人は優しいのだなあ」と思っていると、間もなく民家もとぎれて大井川の流れが見えてきます。この先、列車は殆ど大井川に沿って進みますが、あいにく乗車した前日が大雨で、それがいささか残念でした。しかし、柳の葉が窓越しにそよいだり、遠くに茶畑が見えたり、白い川原が木々の間から見え隠れして、いつもは、さぞかし美しい流れだろうと、想像するに難くない車窓風景でした。 ほどなくして、予約をしておいたお客さんに車内でお弁当が配られました。様々な種類の中で、私達がふんぱつして頼んだのはSL弁当、お茶付き1300円。大井川沿線の特産品が盛り込まれたお弁当で、味も良く、あっという間に完食してしまいました。列車には乗客のみが購入できるSL模型のおもちゃも販売にきます。限定ものに弱いのは人の常で、あちこちで注文の声が掛かっていました。 煙が目に染みるかと心配したトンネルを無事に抜け、30分ほどして「家山(いえやま)駅」に到着です。一旦ここで降りることにしました。家山駅は駿河銀行の他には何もない駅ですが、ここいら辺はお茶の産地ということで、名産の川根茶 ![]() ![]() さて、近くで写真を撮った後、再び家山駅に戻り、やってきた電車に乗り継いで(SL列車は暫く来ないので)、2つ先の「川根温泉笹間度(ささまど)駅」へ向かうことにしました。「温泉に入ろう」という提案です。茶畑の中にある「川根温泉ふれあいの湯」は平成10年開業の新しい湯ですが、大井川に面して建物が建ち、露天風呂からは鉄橋を渡るSL列車が見えるような粋な設計がなされています。この日は通過時間とうまくタイミングが合わずに残念でしたが、入浴しながら見るSL列車の勇姿も思い出深いのではないでしょうか。お薦めの場所のひとつです。ゆっくりと湯に入って温泉で旅の疲れを取った後は、温泉水で作られた化粧水をお土産に買って「本日の行程はここまで」ということにして満足感と共に帰路につきました(帰りも、もちろん ![]() ![]() ![]() |
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この日走ったC10の8 | 赤いポストが懐かしい家山駅 | 茶畑 |
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